季節の言葉・師走
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12月1日2017年の最後の月が始まった。冬の始まりの月でもある。
旧暦の呼び名は「師走」。1月から12月まで毎月の呼び名はあるが、その中でも最もポピュラーな名前だろう。一方で気象に由来したり、季節感のある名前がある中「師走」はちょっと違和感がある。
1月「睦月(むつき)」
2月「如月(きさらぎ)」
3月「弥生(やよい)」
4月「卯月(うづき)」
5月「皐月(さつき)」
6月「水無月(みなづき)」
7月「文月(ふみづき)」
8月「葉月(はずき)」
9月「長月(ながつき)」
10月「神無月(かんなづき)」
11月「霜月(しもつき)」
12月「師走(しわす)」
こうしてみると月が付かないのは師走だけ。
ほかは霜が降る霜月、卯の花が咲く卯月など気象がゆかりだったり、七夕に本を干す週間からきている「文月」など古くからの週間や信仰に密着している言葉だ。文月は万葉集にもでてくるという。
師走の由来は僧が年末に忙しく走り回ることから付いたという。平安時代に「師馳す」という言葉があるそうでそれが語源という説も見かけた。もともとは「師走月」と呼ばれていたのが月がとれたのか。いろいろ気になる。
冬の始まり12月1日の空は朝から冷たい雨が降り、時々青空も見える変わりやすい天気だった。
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