8月7日は二十四節気の「立秋」
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「秋の始まり」を意味するが実際は夏の暑さの真っ盛りであることが多い。2018年も全国350地点で気温が35度を超える猛暑日となった。京都、広島、岡山、鳥取県で38度を超えるところも出た。名古屋市で全国最高の39.9度を記録した。まだまだ秋がやってきそうな気配はない。
立秋はなぜ涼しくならないのか。
立秋は北半球では昼の時間、すなわち日照時間が最も長く太陽の角度が最も高い夏至から太陽の天空の見かけの位置太陽黄経が45度離れた日になる。6月21日の夏至から47日後。かなり日数はたっているが、夏至のころは日差しは強いがまだ大地は暑くなりきっていない。それから強い日差しを浴び続けて大地や海は熱せられ、気温が上がっていく。
夏至からしばらくは太陽高度が下がるのはゆっくりで日の出の時間もゆっくり遅くなる。日の入りの時間もゆっくりと早くなる。夏至から立秋まで日照時間の変化は少なく、立秋を過ぎた頃から日照時間が減っていく速度は速くなる。9月の秋分の日を過ぎる頃にはつるべ落としのように日没が早くなり日照時間が減り秋が深まっていく。
立秋は太陽高度が目に見えてわかるように下がっていく始まりの日。日照時間が減っていくことを実感する始まりの日の意味だろう。ただ大地はまだ暑く、暑い空気が残っている。
猛暑はまだ続きそうだが、今年は二十四節気や雑節と実際の気象がリンクすることも多い。入梅も一致し、梅雨明けを現す小暑もそうだった。
今年は太平洋上の台風13号が近づいてきた。雨で一時気温が少し下がるところも出そうだ。
8月7日どこかで秋を見つけることができるだろうか。
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