気象ニュース2018年11月
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【エルニーニョ発生】気象庁は11月9日、南米ペルー沖の監視水域で海面水温が高まり、エルニーニョ現象が発生したとみられると発表した。発生は2014年夏から16年春にかけて発生して以来2年ぶり。来春まで続く可能性が高いという。
気象庁によると、平均海面水温は6~9月は基準値より0・1~0・3度しか高くなかったが、10月は0・9度、基準値を上回った。太平洋赤道域のほぼ全域で表層に比較的暖かい水が分布している。
エルニーニョ現象はペルー沖から中部太平洋赤道域にかけて海面水温が平年に比べて1~2度高くなる現象。半年から1年続き、、大気の流れや気圧に影響して高温、低温、乾燥、多雨などの世界的な異常気象を引き起こすとされる。日本では西高東低の冬型の気圧配置が強まりにくく暖冬になりやすくなる。
2018年は1,2月に北陸地方で大雪となったが、年末から2019年1,2月は暖冬で日本海側の雪は少ない期待もある。
【札幌史上一番遅い初雪】 札幌管区気象台は11月20日未明、札幌市中心部で初雪を観測したと発表した。1890年と並び、128年ぶりに観測史上最も遅い記録となった。
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