雑節・半夏生
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太陽は夏至を挟んで入梅と対称の位置にあり梅雨の後半ごろになることが多い。2019年は例年と同じの7月2日。
半夏はドクダミ科の白い花が咲く多年草で、独特の匂いがする。半夏が生える頃で「半夏生」の名前が付いた。この日は毒気が降るので井戸や泉に蓋をするようという迷信がある地域もあったらしい。この日まで農家は田植えを終わらせ、休養日とした。
この日の雨を半夏雨といい、降ると大雨が続くとされた。
一年の折り返しの言葉でもある。
7月2日の北陸の空は、朝からどんよりと曇り。一瞬雨が降ったが、すぐに止んだ。
【歳時記】夏の季語
平凡な雨の一日半夏生 宇多喜代子
卓上日記いま真二つ半夏生 鈴木榮子
高原の風身に添へる半夏かな 恩田秀子
いろいろの猫が顔出す半夏生 小倉千賀子
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