二十四節気・秋分 彼岸の中日
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2019年の秋分の日は9月23日。20日の彼岸の入りとともに台風17号が日本列島に接近。23日には日本海に抜け温帯低気圧となったものの、大きな暴風圏を保ったまま東進し日本全体に強い風を吹かせた。
福井県など北陸地方に台風が最接近したのは23日午後9時頃。朝早くから風が強くなり昼過ぎまで続いた。台風の影響でフェーン現象となり日本海側は軒並み気温が高くなった。新潟県上越市高田で35.2度、富山市伏木では最高気温が34.3度、福井市も32.2度まで上がった。風が強く湿度が低いせいか蒸し暑さは感じられなかった。
福井県内では午後からは青空も見えてきた。夕方には太陽も見えてきたため、秋分の日、彼岸の中日のゆえんである真西に沈む夕陽が見えるかもしれないと自宅から車で15分ほど離れた福井県坂井市三国町の三国海水浴場、サンセットビーチに向かった。
家をでた午後5時20分頃には正面から太陽がまぶしく期待が持てた。だが次第に水平線近くに雲が広がり太陽は見えなくなった。それでも急に雲が切れることもあると海岸へ急いだ。
海岸は波が高く、波しぶきと砂が混じって陸に向かって吹き上げていた。普段よりは少ないものの夕日を見に来ている人もいた。サーフィンしている人もいた。
海の上にオレンジ色の雲が広がっていたが、残念ながら夕日は見えなかった。雲がなかったら真西に向かっている海岸の正面から夕日が沈んでいくはずだが、地平線の雲は厚くなっていった。
次の二十四節気は寒露10月8日
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