真っ白な白山、夕日に色づく湖畔の展望台

 石川県と岐阜県にまたがり福井県の県境にも接する日本百名山の一つ白山。標高こそ2702メートルと際抜けて高いわけではないが、北陸の雪深い地にあるため雪深く一際真っ白だ。

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 福井県と石川県の県境に近いあわら市の北潟湖湖湖畔の丘にことし2019年北潟湖を見下ろす展望台ができた。北潟湖だけでなく白山がよく見える。福井県福井市から石川県金沢市まで白山の美しい姿が見えることを自慢にしている場所は何カ所からあるが、この湖畔の展望台は湖が一緒に見えたり、福井と石川の山々が左右に見えたりほかにはない特長もあり、これから白山展望の名所になるかもしれない。

新しい白山スポットとして注目されているのが福井県あわら市の北潟湖を見下ろす「あわら夢ぐるま公園にある農産物直販所「風羽里」の横に展望台。北潟湖を取り巻く高台には出力2千キロワットの風車10台が設置されている。

ことし農産物直販所が整備され、週末には軽い食事なども提供するようになった。風車の音から「風羽里」と名付けられた建物の横の物見台のような木製の展望台がある。正面の眼下に北潟湖、奥には福井石川県境の山々、そして左奥の白山が見える。高さ5メートルほどの展望台からは白山とともに北潟湖も見える。白山が見える方向はちょうど前の山々が低くなっているので白山の峰峰の形がはっきりとわかる。

 ことしの白山初冠雪は10月28日。いったん消えたが、12月になって冬型の気圧配置になって山々が白くなった。とりわけ白山は白さが際立ってきた。

 12月8日は朝から好天が続き展望台からくっきりと見えた。夕方には夕日を受けて薄紅色に色づいていた。白山右側の福井県側の山は雪がほぼ消えかけていたが、石川県側の連山は白くなっていた。

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