家の近所を散歩していたら、道路脇の藪の中から小鳥のにぎやかなさえずりが聞こえてきた。近づくとスズメが一斉に飛び上がった。道と田んぼの間に出来た小さな葦原、ここに数百羽根のスズメが暮らしているねぐらだ。
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中をよく見ようと近づくと一斉に飛び上がったり、葦の根元に飛び降りて姿を隠す。かなりの数がいそうだ。いくつかの群れになって飛び回る。電柱の高さまで上がって道路を渡ったり、地面近くに低く飛んだり、人が近づくとめまぐるしく飛んでいる。
スズメはスズメ目スズメ科の鳥。全長12・5センチから14センチ。日本を含めユーラシア地方に広く分布する。
日本では留鳥として全国の都市や農村の人の近くに住んでいる。家の屋根瓦の下などや建物のすきまに暮らしているが、繁殖期でない秋から冬にかけては竹藪など樹木の密集しているところをねぐらとしてまとまって暮らしているらしい。春の繁殖期は虫も食べるが普段は草の実などを食べているという。最近は少しずつ減ってきているというが、詳しい調査結果は出ていない。
巣があるか藪の中を少し離れた道から覗き込んだが確認できなかった。
鳴き声はおなじみの「チュンチュン」。頭が小豆色。目先から喉が黒く顔と首の周りは白。背中は褐色。飛ぶスピードはなかなかに速く、籠の中で飼おうとすると、直線的に飛ぶのでぶつかってけがをしてしまうという。
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