散歩したり、水田地帯で車を走らせていたりすると水を張った田んぼが増えている。数年前からの傾向なのだが、福井県ではこの冬は面積や数も増えている。冬水田んぼは正式には「冬期湛水」といい、田んぼに糠などの栄養分があるのをまいた後水をたたえて栄養分のある土壌をつくる農法。春にしろかきしなくても田植えできるなどのメリットがある。
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区画整理で広くなった水田を何枚も連ねて水をたたえると小さな湖のようになる。時には白鳥がやってくる。稲の茎が残っているところもあれば、完全な平らな水面になっているところも。300メートル四方の大きさがあるところも出現していた。暗い北陸の冬の風景が水を張られて陽光で輝くと明るく見える。雪が降ってもすぐ溶けてくれる。
家の近くには大きな湖のような水田はないが、小さな冬水田んぼが点在している。夕方散歩すれば、夕日がいくつもの水面に反射してきれいだ。
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