季節の言葉・節分
季節の変わり目を表す言葉。もともと立春、立夏、立春、立冬の4つの 二十四節気の 前日を節分という。特に以前の暦の太陽太陰暦では立春を年の初めとしたため、現在では立春の前日を節分といわれることが多くなった。正月の前日はおおみそかとなるため、年越しの行事として厄払いの豆まきを行った。
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2020年の節分は2月3日。いつもの年だと節分はようやく寒い冬が終わるころで、春の兆しが見え始めるころだが、ことしの冬は記録的な暖冬だ。時には豪雪となる福井県でも山を除いて雪なしが続く。福井市では1月まで完全雪なしの記録となった。節分といっても季節の変わり目の実感がない。
2月になっても青空が見え、雪はまだ降りそうな雰囲気はない。
節分といえば豆まきをして鬼を追い払うのが古くからの行事。ことしは新型コロナウイルス肺炎や、流行中のインフルエンザを追い払いたい。そのためにも早く暖かくなってほしい。
【歳時記】冬の季語だ
節分や灰をならしてしづごころ 久保田万太郎
節分や田へ出て靄(もや)のあそびおり 森澄雄
節分の祇園に招ばれゐたりけり 黒田香子
節分の空地に鬼の面外す 白石不舎
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