二十四節気・芒種(ぼうしゅ)
七十二候・蟷螂生(かまきりしょうず)
6月最初の二十四節気。稲や麦など芒(のぎ)のある食物の種をまくころとされた。昔はこのころに田植えが行われたころを現す。現代は麦の収穫も終わり、田植えも5月になった。田植えは5月初旬から中旬に行われることが多いが、稲の品種が多彩になって田植えが遅い品種もあり、地域によっては芒種のころに田植えが行われるのかもしれない。ただ福井県で見かけた遅い田植えは5月末だった。
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2020年の芒種は6月5日。最高気温が30度を超えるような暑い地点が多かった。福井では晴れたが、少し霞んだ空が終日続いた。最高気温が31.6度となった。
七十二候では芒種の第一候は蟷螂生(かまきりしょうず)。カマキリが生まれるころを現す。暑くなり虫が増えてきた。
【歳時記】夏の季語
芒種はや人の肌さす山の草 鷹羽狩行
朝粥や芒種の海がみずうみに 秋山幹生
さらさらと竹に雨くる芒種かな 岸田雨童
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