立冬、暦では冬 暖かい朝

七十二候

二十四節気・立冬(りっとう) 七十二候・山茶始開(つばきはじめてひらく)

ついに二十四節気は冬を迎える。冬の気が立つ意味。秋と冬の境の日だ。

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2月の立春までが冬の節気だ。太陽の高度は下がり、日の出は遅く日の入りは早くなる。2020年は11月7日。

 暦の上では冬だが、11月7日の最低気温は13・2度とまだ暖かい。椿の花もまだ咲いていない。

 七十二候では山茶と書いてつばきと読む。ここで表されているのは椿の花でなく山茶花(さざんか)の花らしい。10月から12月にかけて白や赤い花が咲く。

 11月は暖かいが、2020年12月から2021年2月にかけての冬はラニーニャ現象のため気温が低く、3年ぶりの大雪の心配もある。


【歳時記】冬の季語

けさの冬好き毛衣を得たりけり  与謝蕪村

菊の香や月夜ながらに冬に入る  正岡子規

立冬のあとの青空松葉降る  阿部みどり女

空稲架へずかずかと冬が来る 越智久雄


前の二十四節気は霜降・10月23日

次の二十四節気は小雪・11月23日


前の七十二候は楓蔦黄(もみじつたきばむ)11月2日

次の七十二候は地始凍(ちはじめてこおる)・11月12日

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