春分の日暖かく風強く、野の花咲く

七十二候

二十四節気・春分、七十二候・雀始巣(すずめ はじめて すくう) 雑節・春彼岸

 昼と夜の長さが同じ日。毎日日没の時間が少しずつ遅くなり、日の出の場所と日没の場所が真東と真西になる。まさに空と季節の分岐点だ。

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 2021年は3月20日。午前中は移動性高気圧の影響で晴れている晴れている地域もあったが、次第に低気圧が接近し西日本から天気が崩れてきている。

 北陸地方も朝は晴れ、暖かい。少しずつうろこ雲やひつじ雲が空を覆い夕方には雨予報。春の嵐の恐れもある。福井地方気象台によると福井市の最高気温は午前11時で既に18度を超えている。家の周囲の春の野の花も開き始めている。

 春分を中日として7日間は彼岸と呼ばれ雑節の一つ。秋分と同じように太陽が真西に沈むことで仏教の西方浄土に思いをはせる時期で墓参りをする事が多い。午後からは風が強まり、墓に供えるろうそくや線香に火を付けられない墓が多かった。

 七十二候は第十候。雀始巣。雀が巣を作る頃とされている。まだ家の屋根で雀を見かけることは少ないが、木の枝に雀が群がる姿はよく見かける。


【歳時記】春の季語

春分のおどけ雀と目覚めけり 星野夢丘日人

春分の雨に曝して魚箱 宮坂静生

山寺の扉に雲遊ぶ彼岸かな 飯田蛇笏

桃の木のうすき夕日や彼岸過 大嶽育児


前の二十四節気は啓蟄・3月5日

次の二十四節気は清明・4月4日

二十四節気一覧

前の七十二候は菜虫化蝶・3月15日

次の七十二候は桜始開・3月25日

七十二候一覧

 


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