2021年4月の気象光学現象
太陽の周りにまん丸い環ができるハロ(暈)、ことしはいつもの年よりよく見かける気がする。3月も多かったが、4月になってさらに多い。4日連続出現したこともある。調べてみたら4月29日までに月内に9回。3日に1回近い確率だ。
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春は霞んだ空が多い。黄砂など空気中に砂や微粒子が舞うこともあるが、雲一つない快晴の日よりも巻層雲や巻雲が広がる日も多い。移動性高気圧や低気圧が交互にきて天気が変化しやすいためだ。天気の変わり目に巻層雲や巻雲が出やすい。
この巻層雲のベールのような雲が広がったとき、太陽の周りにハロが現れやすい。これまで暈(かさ)、日暈と呼ばれてきた現象だが、最近はハロと呼ばれることが多くなった。太陽の周りに丸い大きな輪ができる。
太陽光線が氷の粒で屈折して出来る現象で、環が虹色に輝いたり環と接して弧を描いたりもする。
筆者の住んでいる地域では今年はこのハロの当たり年かもしれない。4月になって少なくとも9日間観察した。
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