二十四節気・立秋、七十二候・涼風至
毎日猛暑が続いているが、二十四節気では「立秋」。秋の始まりを意味する。夏至のころよりも少し太陽の高度が低くなり長くなってきた。二十四節気も七十二候も後半となり暦の上で秋となる。
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平安の歌人も「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風おとにぞ おどろかれゐぬる」と詠んだように、古来からも暑い日だったが風から秋を感じようとした時期だった。
2021年は8月7日が立秋。ことしも猛暑が続いている。全国的に午前中に30度を超えたところが多く、気温から秋は感じられない。
ただ台風が次々と現れて大平洋側を進むなど少しずつ気候が変わってきた。水田では稲が実り始め、朝晩は巻雲や巻積雲の広がる空となり秋を感じさせてくれる。
立秋以降の暑さは残暑と呼ばれる。
【歳時記】秋の季語
秋きぬと目にさや豆のふとりかな 大江丸
火山湖は昨日の水位秋立てり 山崎美沙緒
秋来にけり耳をたづねて枕の風 芭蕉
秋たつや何におどろく陰陽師 蕪村
夕やけや人の中より秋の立つ 一茶
立秋や国語辞典の位置正す 東和歌子
次の二十四節気は処暑 8月23日
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