七十二候・鶺鴒鳴(せきれいなく)
七十二候の第四十四候は鶺鴒鳴(せきれいなく)。2021年は9月12日。年と同じ日付。セキレイはスズメ目セキレイ属の小鳥で日本では民家近くの林や屋根裏、土手などに広く生息する。長い尾が特徴。尾を振って地面をたたくように走る。
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「チチチ」と高い鳴き声に特徴がある。この鳴き声が秋を迎えてよく響きわたるため、七十二候の初秋の言葉に選ばれている。
2021年は8月終わりから涼しくなり、9月になって最低気温が20度を下回る日も出てきた。12日は朝から曇り空。どんよりとした空で外を飛び回る鳥の姿も少なかった。
鶺鴒を探して散歩していたら、鳥の代わりに鶏頭(ケイトウ)の花が咲いていた。名前がわからない大きな白い花も咲いていた。
【歳時記】鶺鴒は秋の季語
鶺鴒のとゞまり難く走りけり 高浜虚子
鶺鴒のひるがへり入る松青し 水原秋桜子
せきれいの翔りしあとの透明感 柴崎千鶴子
次の七十二候は玄鳥去(つばめさる)・9月17日
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