二十四節気・小雪(しょうせつ) 七十二候・虹蔵不見(にじかくれてみえず)
二十四節気も「立冬」を過ぎると冬が近づいてくる。二十四節気の「小雪」は陰暦では十月の中旬。紅葉は終わりかけて葉が落ち、朝晩の冷え込みが強まりそろそろ雨が雪に変わっていくころ。山では初雪の便りも聞こえてくる。2021年は11月22日で前年と同じ日。雪ではなく小雨。朝の最低気温は10度を上回り暖かかった。庭の紅葉は濡れて赤が鮮やかになった。
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七十二候の「虹蔵不見」は虹が見えなくなる頃の意。雨粒に入った太陽光が屈折して生まれる虹は、雪の中では現れない。小雪と連動した季節の言葉だ。
2021年は11月は時々小春日和の暖かい日も現れるが、全体的には寒い日が続く。平地ではまだ雪の雰囲気はないもののラニーニャ現象も現れ、2年続きの寒い冬の心配もある。
23日は冬型の気圧配置となり山沿いで雪との予報も出ている。
【歳時記】冬の季語
小雪という日の青空が深すぎる ちいずか存
小雪の箸ひとひらの千枚漬 長谷川かな女
小雪の日や詩心の空回り 中嶋宏枝
次の二十四節気は大雪(たいせつ)12月7日
次の七十二候は朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)11月27日
2021年11月22日小雪の空模様
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