二十四節気・夏至 七十二候・乃東枯
年間を通して昼の明るい時間が長いのが「夏至」。太陽が最も北東に動いた場所から上がり、昼は最も空高く上がり、夕方は最も北西に寄った場所から沈んでいく日。太陽は赤道から最も北に離れ、北半球では太陽が一番近い日となる。夏至をピークに夜の時間が少しずつ長くなっていく。地表に届く太陽の光の強さは最も強いが、地面と大気が熱くなるのとは時間のずれがあり、夏至後に本格的に猛暑となっていく。
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2022年は6月21日が夏至。沖縄は梅雨明けしたものの九州以北は梅雨のまっただ中。梅雨前線に近い九州や四国は大雨も心配されている。梅雨前線から遠い北陸地方は青空も見え、気温も30度を越える真夏日も予想されていた。
朝から薄曇りの空となり昼にはハロ(暈)も現れた。夏至で太陽の南中高度は年間で最も高く真上にハロがかかっていた。気温も上昇していたが、午後には急なにわか雨ですこし涼しさも感じられた。
福井県の日の出は4時39分、日の入りは19時16分。14時間30分以上も太陽が空に出ている。
や七十二候は乃東枯(なつかれくさ かるる)。夏枯草(かごそう)の花が枯れたように黒ずむころを現すという。夏枯草はウツボグサの呼び名。
【歳時記】夏の季語
天日を仰ぐことなく夏至も過ぐ 稲岡 長
夏至夕べもう一仕事出来さうな 河野美奇
夏至の夜の港に白き船数ふ 岡田日郎
次の二十四節気は小暑 7月7日
次の七十二候は菖蒲華(あやめはなさく) 6月26日
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