七十二候・半夏生(はんげしょう)
七十二候の第三十候は「半夏生(ハンゼショウズ)」。ハンゲはドクダミ科の多年草でカラスビシャクとも呼ばれる。水辺や湿地に生える。七十二候は梅雨のまっただ中を想定し、湿った花のハンゲが咲くころを意味している。 2021年は7月2日。前年と同じ日だ。
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福井県の一部地域ではこれからの本格的な夏を乗り切るため、焼いた鯖をまるごと食べる風習がある。この日の雨を半夏雨という、この日降ると大雨が続くというが今年は6月後半に早々と梅雨明けし、半夏生は既に猛暑のまっただ中。35度前後の気温に大地が暖められ午後からは入道雲がわいてくる。
【歳時記】夏の季語
卓上日記いま真っ二つ半夏生 鈴木栄子
平凡な雨の一日半夏生 宇多喜代子
半夏生北は漁り火あかりして 千田一路
いろいろの猫が顔出す半夏生 小倉千賀子
半夏生あすへの靴を磨きたり 萩原きしの
次の七十二候は温風至(あつかぜいたる) 7月7日
次の雑節は夏土用 7月19日
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