七十二候・土潤溽暑(つちうるおうて むしあつし)
大暑に続く七十二候の第三十五候は土潤溽暑(つちうるおうて むしあつし)。この時期は地面が熱され、一年で最も暑いころだ。陽炎が立ち土いきれでいっそう暑さを感じる。「溽」はむしあついを意味する感じ。辱はもともと草を刈り重ねる意味で氵を付けて蒸し暑さを現すという。雑草も勢いよく伸びている。
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2022年は7月28日が「土潤溽暑」。前年と同じ日。ことしの戻り梅雨の停滞前線が列島を横切ることが多く7月前半の北陸地方は前線の上にあるため涼しい日が続いた。7月後半になって太平洋高気圧の勢いが増して30度を越える暑い日となった。地面が熱くなって上昇気流が起き27日は大きな入道雲も見えた。
28日には各地で最低気温が25度を越える寝苦しい熱帯夜となった。台風8号が東北を横断した影響か少し気温が下がり、この日は福井市でも30度を下回った。
前の七十二候は桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 7月22日
次の七十二候は大雨時行(たいう ときどきにふる) 8月2日
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