二十四節気・立冬(りっとう) 七十二候・山茶始開(つばきはじめてひらく)
1年を24の季節に分ける二十四節気は19番目。冬に入る。「立冬」とは冬の気が立つ意味。秋と冬の境の日だ。実際の季節は秋が深まる晩秋だが、季節の言葉は冬に繋がっていく。
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2月の立春までが冬の節気だ。太陽の高度は下がり、日の出は遅く日の入りは早くなる。2022年は11月7日。
11月に入って日中は暖かくても朝晩は冷え込んできた。最低気温は10度を下回る日が続き、立冬前日の11月6日は福井市で5・6度まで下がった。7日も青空が広がる好天となり放射冷却の影響で最低気温は5・8度だった。日中はまだ暖かい。
七十二候は「 山茶始開(つばきはじめてひらく) 」。山茶と書いてつばきと読むが、ここで表されているのは椿の花でなく山茶花(さざんか)。10月から12月にかけて白や赤い花が咲く。
これからやってくる冬は大平洋のペルー沖の海水温が下がるラニーニャ現象が発生しているため寒くなり雪も多くなる予報が出ている。これから秋のもっと深まり寒くなっていくかもしれない。
【歳時記】冬の季語
けさの冬好き毛衣を得たりけり 与謝蕪村
菊の香や月夜ながらに冬に入る 正岡子規
立冬のあとの青空松葉降る 阿部みどり女
空稲架へずかずかと冬が来る 越智久雄
次の二十四節気は小雪・11月23日
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