七十二候・雉始雊(きじはじめてなく)・小正月
七十二候の第六十九候は「雉始雊(きじはじめてなく)。日本の国鳥とされているキジが鳴き始める頃とされている。大寒前で寒が最も厳しい頃だが、自然界は春に向かって動いていることを表す。
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キジは繁殖期などは縄張りを主張するため「ケーン」と大きく鳴き、羽根で胴をたたいて「ドドド」と「母衣打ち(ほろうち)」と呼ばれる大きな音を出す。しかし冬になるとキジの気配はしない。再びキジの音が聞こえ出す頃を表す言葉だ。
2023年は1月15日。日本では古くから1月1日から7日までを「大正月」と呼び14日から16日までを「小正月」と呼んだ。中でも15日を小正月と今でも呼ぶ習慣はある。
今年は予想に反して暖冬で年初から雪無しの暖かい日が続いていた。15日になって気温は急降下、最低気温は午前零時が最も高くその後明るくなって下がっているところが多い。
昨年2022年の 雉始雊 は同じ1月15日。昨年は北陸では年末から寒暖を繰り返し、まだ雪も残っていた。
前の七十二候は水泉動(しみず あたたかを ふくむ)・1月10日
次の七十二候は款冬華(ふきのはなさく)・1月20日
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