二十四節気・立春(りっしゅん)、七十二候・東風解凍(はるかぜ こおりを とく)
「立春」。太陽の動きを基にした古くて新しい暦二十四節気は立春から新しい1年が始まる。暦がスタートする。二十四節気を元にした暦ではいよいよ旧正月にあたる立春から1年が始まり来年の大寒で年が終わる
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春のスタート。新しい1年がやってくる。1月終わりの「大寒」は予想を超える厳しい寒さ、大雪となったが、暦どおり大雪が終わると春がやってきた。特にことしは3年間人々を恐れさせた新型コロナも終息が見え始め冬から春へ向かう浮き浮きした気分を盛り上げてくれる。
2023年の最初の二十四節気「立春」は2月4日。昨年と同じ日だ。北陸や東北など日本海側各地は雨模様の地域が多く、積もった雪も融けている。
年間を72の季節の言葉で分ける七十二候(しちじゅうにこう)も新しい1年が始まる。第一候は「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」。七十二候を生んだ中国では東は春を司る方角と考えられ、東風に暖かさを感じた」。東から吹いてくる春の風が氷を溶かしてくれる。。
この冬は後半強烈な寒波で日本列島は冷え込んだが、大寒が終わるころ雪は止み日差しが増えてきた。平野でも積雪が50センチを超えた北陸地方でも立春を前に人々は雪を早くなくそうと除雪にいそしんだ。
【歳時記】春の季語
立春や駅天窓の日を降らし 寺島ただし
春立つや子規よりより手紙漱石に 榎本好宏
雪ながら春立つ朝のめでたさや 日下部宵三
象の鼻ぶらりと春が来ておりぬ 山下裕子
次の二十四節気は雨水・2月18日
前の七十二候は鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく)・1月30日
次の七十二候は黄鶯睍睆 (うぐいすなく)・2月8日
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