七十二候・鴻雁北(こうがんかえる)
七十二候の第十四候。冬を日本で過ごした雁が北へ帰るころというが、今の日本では季節とかなりずれている。
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マガンは天然記念物で北陸を南限に越冬し、春生まれ故郷のシベリアなどへ帰っていく。 最近は温暖化で春の気温が上がり、北帰行の時期も早まっている。3月に半ばにはもうほとんどの地域でマガンの姿が見えなくなってしまう。
2023年は4月10日が鴻雁北。昨年と同じ日付だ。ことしも既に雁の姿はない。マガンがいた田んぼには田植えの準備のため、水が張られるところもある。
4月は中旬になって移動性高気圧による好天の日が多い。雁が戻った大陸から冷たい空気を運んできているため肌寒い日が続いている。10日も全国的に晴れ。次第に暖気が入ってきて暖かくなってきた。
次の七十二候は虹始見(にじはじめてあらわる)・4月15日
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