七十二候・梅子黄(うめのみきばむ)
「梅子黄」は七十二候の第二十七侯。梅の実が色づくころを表す。2023年は6月16日。
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百科事典などによると青々と育ってきた梅の実は気温が上がる6月の梅雨の時期にふくらみやがて黄色く熟して甘酸っぱい香りの実梅となる。
俳句では熟す前の青梅が夏の季語となっている。青いうちに落として梅干しや梅酒となる。
2023年は大平洋側では梅雨入りは早く関西や東海以西は平年より8日早い5月29日に梅雨入りした。(九州南部は30日)。関東甲信は6月8日。梅雨前線が下に下りていたため北陸は遅く暦の入梅にあわせるように6月11日だった。
北陸は梅雨入り後も雨は少なく小雨が降る程度のやや空梅雨模様の空が続いていた。6月16日は未明から大気が不安定となり竜巻注意報が出され、一時雷鳴が鳴り響く激しい嵐となった。朝には天気は回復した。
【歳時記】青梅が夏の季語
青梅に眉あつめたる美人かな 与謝蕪村
青梅や空しき籠に雨の糸 夏目漱石
青梅がごろごろ記憶鮮明に 吉田典子
前の七十二候は腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる) 6月11日
次の七十二候は乃東枯(なつかれくさ かるる) 6月21日
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