二十四節気・大暑(たいしょ) 七十二候・桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
二十四節気の「大暑」は文字通り1年の中で最も暑い時期だ。太陽が最も真上に来て日ざしが強い夏至から約1カ月後、大地も海も熱を帯び大気は暑くなる。8月中ごろの立秋までが一年で最も暑い時期だ。大暑の15日間が終わると暦は秋となる。
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2023年は7月23日が大暑。前年と同じ日だ。今年は梅雨末期の大雨はあったが、梅雨明けは九州を除くと平年とあまり差がない日程で明けている。7月になって最高気温が35度を超える猛暑日を記録する地点も多い。
北陸は平年と同じ6月11日に梅雨入りし平年より2日早い7月21日ごろに梅雨明けした。梅雨明け前の7月19日から一部の地域を除けば青空が広がっている。
大暑の7月23日は朝からほぼ雲なしの快晴の空が広がった。午後からは少し雲も現れ気温は北陸の富山、金沢、福井とも34度を越えて猛暑日に迫ってきている。
七十二候は「桐始結花」。桐はタンスや事などに使われる樹木で薄紫色の花が咲くという。
大暑の15日間が過ぎると二十四節気では立秋となる。立秋は8月8日。
【歳時記】夏の季語
指紋みな流れ出したる大暑かな 佐藤成之
水晶の念珠つめたき大暑かな 日野草城
じだらくに勤めてゐたい大暑かな 石田波郷
ふくませる乳房のしろき大暑かな 武久宏子
空き缶がひらき直ってる大暑 碓井のぼる
念力の緩めば死ぬる大暑かな 村上鬼城
次の二十四節気は「立秋」8月8日
次の七十二候は「土潤溽暑」・7月27日
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