連日猛暑日、地面熱く夏雲大きく発達【七十二候】

七十二候

七十二候・土潤溽暑(つちうるおうて むしあつし)

 「大暑・桐始結花」に続く七十二候の第三十五候は土潤溽暑(つちうるおうて むしあつし)。この時期は一年で最も暑いころだ。地面が熱され、陽炎が立ち土いきれでいっそう暑さを感じる。「溽」はむしあついを意味する感じ。辱はもともと草を刈り重ねる意味で氵を付けて蒸し暑さを現すという。雑草は勢いよく伸びている。

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 2023年は7月28日が「土潤溽暑」。前年と同じ日。ことしは7月初旬から中旬にかけて前線が停滞し梅雨末期の大雨が列島を襲った。しかし7月20日から各地域が次々と梅雨明けすると太平洋高気圧に覆われ猛暑に襲われている。北陸地方も7月21日の梅雨明け前から青空が続き連日のように気温が35度を超える猛暑日となっている。福井市では27日に午前中で35度を越え23日から5日続きの猛暑日となっている。夜も最低気温が25度を越える熱帯夜となり寝苦しい。

「土潤溽暑」の28日も金沢市で最低気温が26・9度しか下がらないなど各地で熱帯夜。午後には猛暑日記録が更新されそうだ。

 猛暑で地面が暖められると午後には夏雲が大きく発達し、雄大積雲や積乱雲に発達する。朝雲がなかった空が午後には雲でいっぱいになる。


前の七十二候は桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 7月23日

次の七十二候は大雨時行(たいう ときどきにふる) 8月2日

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