二十四節気・処暑、七十二候綿柎開(わたの はにしべ ひらく)
立秋に続く二十四節気は「処暑」。残暑がおさまるころを意味する。2023年は8月23日。前年と同じ日。
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本来は立秋以降次第に暑さはおさまり、残暑というべき季節だが、2023年は異常な猛暑が続いている。各地で最高気温が35度を超える猛暑日となっている。特に北陸地方など日本海側は太平洋に発生した熱帯低気圧の影響もありフェーン現象となり36度,ときには37度を超えている。毎日のように積乱雲が発生し、雷鳴が響く不安定な空模様の日もある。
七十二候は第四十候、綿柎開(わたの はにしべ ひらく)。柎は花の萼(がく)を意味する。綿の実を包んでいた綿毛に守られた萼がはじけて種が飛び出すころ。
処暑の8月23日は雲が多く日差しがさえぎられて朝は過ごしやすさを感じたが、北陸の各地は熱帯夜。富山市は午前9時前に35度を超えている。
暑さの峠という処暑。猛暑も終わりが見えるのだろうか。
【歳時記】秋の季語
水平にながれて海へ処暑の雲 柿沼茂
目薬の処暑の一滴頬伝ふ 岡本彦弥
次の二十四節気は9月8日・白露
次の七十二候は天地始粛・8月28日
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