七十二候・天地始粛(てんち はじめて さむし)
七十二候の第四十一候は「天地始粛(てんちはじめてさむし)」。本来なら残暑も弱まり秋雨前線が現れたり、大陸からの冷たい空気をもたらす高気圧が現れ、涼しくなるころを意味している。しかし異常な暑さとなっている2023年は猛暑が収まる気配がない。
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2023年の「天地始粛」は8月28日ごろから。前年と同じ日だ。ことしは7月後半から異常な猛暑が続いている。台風で大雨の被害が出た地域もあったが、北陸ではほぼ最高気温が35度を超える猛暑日となっている。
立秋を過ぎ、さらに暑さも終わるという処暑を過ぎても残暑というより夏本番が続き、空もほぼ毎日入道雲が現れている。大気が安定して熱いため積乱雲は現れても夕立にはならない。
8月28日の北陸各地は最低気温が25度を下回って熱帯夜を免れ、最高気温も午前中は32度を切っていて猛暑日にはならないかもしれないが、29日以降は再び真夏日の予報が出ている。
前の七十二候は綿柎開(わたの はにしべ ひらく)・8月23日
次の七十二候は禾乃登(こくもの すなわち みのる)・9月2日
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