涼しさ感じる朝晩、秋の雲広がる【七十二侯・鶺鴒鳴】

七十二候

七十二候・鶺鴒鳴(せきれいなく)

七十二候の第四十四候は鶺鴒鳴(せきれいなく)。2023年は9月13日ごろ。前年より一日遅い。セキレイはスズメ目セキレイ属の小鳥で日本では民家近くの林や屋根裏、土手などに広く生息する。長い尾が特徴。尾を振って地面をたたくように走る。

Sponsored Link

 「チチチ」と高い鳴き声に特徴がある。この鳴き声が秋を迎えてよく響きわたるため、七十二候の初秋の言葉に選ばれている。

 夏の猛暑が続いた2023年は9月になって少しずつ朝晩に涼しさを感じるようになってきた。北陸では最低気温が25度を超える熱帯夜はなくなり、最高気温が35度を超える猛暑日もしばらくない。最高気温は30度を超える日はあるが、真夏の連続猛暑日に体が慣れているせいか涼しささえ感じる。

 9月13日は青空に適度に雲が広がっている。気温も午後30度を超えたが、35度には上がらなさそうだ。


【歳時記】鶺鴒は秋の季語

鶺鴒のとゞまり難く走りけり  高浜虚子

鶺鴒のひるがへり入る松青し  水原秋桜子

せきれいの翔りしあとの透明感   柴崎千鶴子


前の七十二候は草露白(くさつゆしろし)・9月8日

次の七十二候は玄鳥去(つばめさる)・9月17日

七十二候一覧

Sponsored Link
タイトルとURLをコピーしました