秋分の日、ようやく秋の気配 気温下がりソバの花【二十四節気・七十二侯】

七十二候

二十四節気・秋分 七十二候・雷乃収声

 異常な暑さが続いている2023年、ようやく朝晩が涼しさを感じるころ秋分の日がやってくる、「秋分」と「春分」は昼と夜の時間はほぼいっしょになる日。北半球では春分を境に日が長くなり気温も上がってくるのに対し秋分を境に昼が短くなり夜が長くなっていく。二十四節気では十六番目の節気。秋分の日を迎えるといよいよ秋本番という感じになる。

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 秋分の日と春分の日は太陽が真東から上がり、真西に沈むこり。西に光りが沈んでいくことから仏教では彼岸ともいわれている。秋分を真ん中に挟んで7日間が秋彼岸、秋分の日が彼岸の中日で墓参りをする習慣もある。国民の祝日でもある。

 2023年の秋分は9月23日。前年と同じ日だ。暑さ寒さも彼岸までということわざもあり、夏の暑さもそろそろ終わりを迎え、秋分の日前日の9月22日は、連日最高気温が30度を超える真夏日が続いていた北陸も福井市金沢市とも最高気温が27・0度にとどまるなど過ごしやすくなった。

 秋分の日の23日も全国的に青空が見える地域が多く、朝の最低気温は鹿児島県や沖縄県、一部の島を除いて25度を超える地点はなかった。北陸では最高気温は30度を下回りそうだ。

  福井平野を歩くとこれまで緑だった水田地帯の区画が少しずつ白くなってきた。ソバの花が咲き出している。

 七十二候では「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」。夏の入道雲が現れることも少なくなり雷を伴う夕立もすくなくなるころ。爽やかな空の様子を表現している。七十二候では四十六候。

秋分の日前日の海の夕景

英語で「秋分」は Autumn Equinox

「秋分の日」はthe Autumn Equinox Day

 


秋分の日の空。雲が多い

 【俳句歳時記】秋の季語

秋分の灯すと暗くなっていし 池田澄子

嶺聳ちて秋分の闇に入る 飯田龍太


前の二十四節気は白露・9月8日

次の二十四節気は寒露・10月8日

前の七十二候は玄鳥去・9月18日

次の七十二候は蟄虫培戸・9月28日

二十四節気一覧

七十二候一覧

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