二十四節気・寒露(かんろ) 七十二候・鴻雁来(こうがん きたる)
二十四節気の寒露は朝晩の冷え込みが強まり、草や葉に露が宿るころ。秋の深まりを表す言葉だ。
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2023年の寒露は10月8日。前年と同じ。天気がよくて冷えた朝には草木の葉に露がついているのを見ることも出来るが今年の寒露は曇りそこまでの冷え込みはなかった。それでも金沢や福井市の最低気温が15度を割り13度台となるなど朝晩は寒さを感じる。
近所の柿の木は少し前まで青かった実が黄色くなってきた。冷たい雨が降って庭の赤や緑の木の実には雨粒がついていた。
七十二候は鴻雁来(こうがん きたる)。第四十九候。ツバメが南に帰り、入れ違うように雁が渡ってくるころを意味する。
2023年は夏の異常な暑さが9月終わりまで続いたためまだ北陸では初雁の便りは聞かれない。
【歳時記】寒露は秋の季語。
茶の木咲きしぶみ古ぶ寒露かな 飯田蛇笏
とぶ鳥の羽音間近に寒露かな 高木良多
学校の廊下をおもう寒露かな 三浦ミヨ子
【歳時記】初雁は秋の季語
初鴈や空にしらるる秋の道 素丸
雁啼くや舟子魚焼く琵琶湖上 蕪村
古九谷の深むらさきも雁の頃 細見綾子
初雁の列やはらかく乱れつつ 長田群青
次の二十四節気は霜降・10月23日
次の七十二候は菊花開・10月13日
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