Sponsored Link
二十四節気・大雪(たいせつ) 七十二候・閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
二十四節気と七十二候は太陽の動きを基にした暦だけに、少し時期が早まったり遅くなったりすることはあっても古くからある世界の暦の中でも季節の動きにはしっかりと連動している。
12月7日が「大雪」。寒さが次第に強まり、山々が白くなり平地でも雪がちらちらと舞い始めるころを「大雪(たいせつ)」と呼んで冬本番の到来を予告してきた。同じ日を七十二候では「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」と呼ぶ。七十二侯では唯一「冬」の文字が出てくる。初冬から本格的な冬への季節の変化を感じさせる言葉だ。
2023年の大雪は12月7日。前年と同じ日だ。
今冬は前年と打って変わってエルニーニョ現象で暖かい冬といわれている。北陸まだ暖かい日が続き、冬はまだ先の雰囲気だ。前日の12月6日は全国的に晴れで気温も高い。「大雪」の7日は日本海側は天気は崩れ雨予報となっているがしばらく雪は降りそうにない。
「大雪」の7日は低気圧が日本海を通り北陸は前日から強い風の吹く一転大荒れの空模様となったが、太平洋側はおおむね晴れ。低気圧が通過後は日本海側も青空と暖かさが戻ってきそうだ。
来年も暖冬予報だが一時的に「大雪(おおゆき)」となる恐れはある。
七十二候は第六十一候。「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる」。生き物も動きをひそめて冬にそなえるという意味。「塞」には砦という意味があり冬将軍から人々を守るイメージもありそうだ。
【歳時記】冬の季語だ
大雪の夜は千代紙のだまし舟 奥村美那子
大雪や暦に記す覚え書き 椎橋清翆
大雪や夜明けの汽笛ひびきくる 伊藤君江
次の二十四節気は冬至・12月22日
Sponsored Link