二十四節気・冬至 七十二候・乃東生(なつかれくさ しょうず)
地球が傾いているため北半球が最も太陽から遠くなるのが冬至。1年間で昼が最も短く夜が長い日。太陽の高度が最も低い。2023年は12月22日、前年より一日遅い。
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2023年最後の二十四節気。暖かい冬が続いていたが、冬至を前に21日から冬型の気圧配置となり風が強く雷も鳴る荒れた空模様となり大雪の警戒が呼びかけられた。
冬至になった22日未明から雪が本格的に降り始め、北陸各地に大雪警報が出された。22日朝は30センチを越えるドカ雪となった。暖かい初冬が続いていて初雪がいきなりの大雪となり朝から雪かきに追われる人が多かった。
はまだ本格的な雪は降っていない。
中国では「一陽来復」という言葉があり、冬至で最も太陽が弱まった後、これから再び太陽の光りが増してくるころとして祝った。
七十二候では「乃東生(なつかれくさしょうず)」。七十二候で第六十四候となる。夏に花が枯れる「夏枯草(かごそう)」が生えてくる頃と言われる。夏枯草はウツボグサとも呼ばれる。
七十二侯ではちょうど半年前の夏至の「乃東枯(なつかれくかるる)」と対になる。「一陽来復」と同じようにこれから夏に向かっていくことを表していく。
【歳時記】冬の季語
仏壇に水仙活けし冬至かな 正岡子規
海の日のありありしづむ冬至かな 久保田万太郎
冬至までひと日ひと日の日暮れかな 草間時彦
冬至晴思ひ切らむと走りけり 小林貴子
次の二十四節気は小寒・1月6日
次の七十二候は麋角解(さわしかのつのおつる)・12月27日
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