七十二候・雉始雊(きじはじめてなく)
七十二候の第六十九候は「雉始雊(きじはじめてなく)。日本の国鳥とされているキジが鳴き始める頃とされている。大寒前で寒さが最も厳しい頃だが、キジの鳴き声は自然界は春に向かって動いていることを感じさせてくれる。
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キジは繁殖期などは縄張りを主張するため「ケーン」と大きく鳴き、羽根で胴をたたいて「ドドド」と「母衣打ち(ほろうち)」と呼ばれる大きな音を出す。しかし冬になるとキジの気配はしない。再びキジの音が聞こえ出す頃を表す言葉だ。
2024年は1月15日。北陸南部では年末から暖かい空模様が続いてきた。14日も未明に少し雪が降ったが、朝からは晴れ上がり、雪はすぐに解けて気持ちのよい日となった。木々からは鳥のさえずりも聞こえる。15日は朝から曇り空。夜には冬型の気圧配置となり再び雪の予報も出ている。一時の雪が終わればそろそろキジの鳴き声も聞けるかもしれない。
前の七十二候は水泉動(しみず あたたかを ふくむ)・1月11日
次の七十二候は款冬華(ふきのはなさく)・1月20日
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