二十四節気が太陽の動きに合わせて1年を24の期間に分けそれぞれ気候に関する言葉を付けたものですが、七十二候は二十四節気ごとにさらに3つの期間に分けた言葉です。ほぼ5日づつになります。昔の人はきめ細かく季節の変化を感じ言葉にしていたことがわかります。
Sponsored Link
七十二候も二十四節気と同じで立春から始まり大寒までの1年間を刻みます。
このカレンダーは2024年の立春から2025年の大寒の終わりまでを1年としています。毎年の七十二候の日付は閏年などの関係から毎年微妙なずれがあります。2024年うるう年で2月29日が一日多いため2023年より一日遅れることが多い。
11月22日から 虹蔵不見
二十四節気一覧
2023年七十二候一覧 (2023年2月の立春から2024年1月大寒まで) | ||||
名称 | 読み方 | 日付け | 意味 | |
立春 | 東風解凍 | はるかぜこおりをとく | 2月4日 | 東風が厚い氷を解かし始める |
黄鶯睍睆 | おうこうけんかんす | 2月9日 | うぐいすが山里で鳴き始める | |
魚上氷 | うおこおりをはいずる | 2月14日 | 割れた氷の間から魚が飛び出る | |
雨水 | 土脉潤起 | つちのしょううるおいおこる | 2月19日 | 雨が降って土が湿り気を含む |
霞始靆 | かすみはじめてたなびく | 2月24日 | 霞がたなびき始める | |
草木萠動 | そうもくめばえいずる | 2月29日 | 草木が芽吹き始める | |
啓蟄 | 蟄虫啓戸 | すごもりむしとをひらく | 3月5日 | 冬ごもりの虫が出てくる |
桃始笑 | ももはじめてさく | 3月10日 | 桃の花が咲き始める | |
菜虫化蝶 | なむしちょうとなる | 3月15日 | 青虫が羽化して紋白蝶になる | |
春分 | 雀始巣 | すずめはじめてすくう | 3月20日 | 雀が巣をかまえ始める |
桜始開 | さくらはじめてひらく | 3月25日 | 桜の花が咲き始める | |
雷乃発声 | かみなりすなわちこえはっす | 3月30日 | 遠くで雷の声がし始める | |
清明 | 玄鳥至 | つばめきたる | 4月4日 | つばめが南からやってくる |
鴻雁北 | こうがんかえる | 4月9日 | 雁が北へ戻っていく | |
虹始見 | にじはじめてあらわる | 4月14日 | 雨の後に虹が出始める | |
穀雨 | 葭始生 | あしはじめてしょうず | 4月19日 | 葦が初めて芽を吹きだす |
霜止出苗 | しもやみてなえいずる | 4月25日 | 霜が終わり稲の苗が伸びてくる | |
牡丹華 | ぼたんはなさく | 4月30日 | 牡丹の花が咲く | |
立夏 | 蛙始鳴 | かわずはじめてなく | 5月5日 | 蛙が初めて鳴き始める |
蚯蚓出 | みみずいずる | 5月10日 | みみずが地上に出てくる | |
竹笋生 | たけのこしょうず | 5月15日 | タケノコが生えてくる | |
小満 | 蚕起食桑 | かいこおきてくわをはむ | 5月20日 | 蚕が桑を盛んに食べ始める |
紅花栄 | ばにばなさかう | 5月26日 | 紅花が盛んに咲く | |
麦秋至 | むぎのときいたる | 5月31日 | 麦が実り麦秋となる | |
芒種 | 螳螂生 | かまきりしょうず | 6月5日 | 螳螂が生まれ出る |
腐草為蛍 | かれたるくさほたるとなる | 6月10日 | 枯れ草の下から蛍がでてくる | |
梅子黄 | うめのみきなり | 6月16日 | 梅の実が黄ばんで熟す | |
夏至 | 乃東枯 | なつかれくさかるる | 6月21日 | 夏枯草が枯れる |
菖蒲華 | あやめはなさく | 6月26日 | あやめの花が咲く | |
半夏生 | はんげしょうず | 7月1日 | からすびしゃくが生える | |
小暑 | 温風至 | あつかぜいたる | 7月6日 | 暖かい風が吹いてくる |
蓮始開 | はすはじめてひらく | 7月12日 | 蓮の花が開き始める | |
鷹乃学習 | たかすなわちがくしゅうす | 7月17日 | 鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える | |
大暑 | 桐始結花 | きりはじめてはなをむすぶ | 7月22日 | 桐の実がなり始める |
土潤溽暑 | つちうるおうてむしあつし | 7月27日 | 土がしめって蒸し暑くなる | |
大雨時行 | たいうときどきふる | 8月2日 | 時として大雨が降る | |
立秋 | 涼風至 | すずかぜいたる | 8月7日 | 涼しい風が立ち始める |
寒蝉鳴 | ひぐらしなく | 8月12日 | ひぐらしが鳴き始める | |
蒙霧升降 | ふかききりまとう | 8月17日 | 深い霧が立ち込める | |
処暑 | 綿柎開 | わたのはなしべひらく | 8月22日 | 綿を包む咢[がく]が開く |
天地始粛 | てんちはじめてさむし | 8月28日 | ようやく暑さが鎮まる | |
禾乃登 | こくものすなわちみのる | 9月2日 | 稲が実る | |
白露 | 草露白 | くさのつゆしろし | 9月7日 | 草に降りた露が白く光る |
鶺鴒鳴 | せきれいなく | 9月13日 | せきれいが鳴き始める | |
玄鳥去 | つばめさる | 9月18日 | つばめが南へ帰っていく | |
秋分 | 雷乃収声 | かみなりすなわちこえおさむ | 9月22日 | 雷が鳴り響かなくなる |
蟄虫培戸 | むしかくれとをふさぐ | 9月28日 | 虫が土中に掘った穴をふさぐ | |
水始涸 | みずはじめてかるる | 10月3日 | 水が凍り始める | |
寒露 | 鴻雁来 | こうがんきたる | 10月8日 | 雁が飛来し始める |
菊花開 | きくのはなひらく | 10月13日 | 菊の花が咲く | |
蟋蟀在戸 | きりぎりすとにあり | 10月18日 | きりぎりすが戸にあって鳴く | |
霜降 | 霜始降 | しもはじめてふる | 10月23日 | 霜が降り始める |
霎時施 | こさめときどきふる | 10月28日 | 小雨がしとしと降る | |
楓蔦黄 | もみじつたきばむ | 11月2日 | もみじや蔦が黄葉する | |
立冬 | 山茶始開 | つばきはじめてひらく | 11月7日 | つばきの花が咲き始める |
地始凍 | ちはじめてこおる | 11月12日 | 大地が凍り始める | |
金盞香 | きんせんかさく | 11月17日 | 水仙の花が咲く | |
小雪 | 虹蔵不見 | にじかくいれてみえず | 11月22日 | 虹を見かけなくなる |
朔風払葉 | きたかぜこのはをはらう | 11月27日 | 北風が木の葉を払いのける | |
橘始黄 | たちばなはじめてきばむ | 12月2日 | 橘の葉が黄葉し始める | |
大雪 | 閉塞成冬 | そらさむくふゆとなる | 12月7日 | 天地の気が塞がって冬となる |
熊蟄穴 | くまあなにこもる | 12月11日 | 熊が冬眠のために穴にこもる | |
鱖魚群 | さけのうおむらがる | 12月16日 | 鮭が群がり川を上る | |
冬至 | 乃東生 | なつかれくさしょうず | 12月21日 | 夏枯草が芽を出す |
麋角解 | さわしかつのおる | 12月26日 | 大鹿が角を落とす | |
雪下出麦 | ゆきわたりてむぎのびる | 12月31日 | 雪の下で麦が芽を出す | |
小寒 | 芹乃栄 | せりすなわちさかう | 1月5日 | 芹がよく生育する |
水泉動 | しみずあたたかをふくむ | 1月10日 | 地中で凍った泉が動き始める | |
雉始雊 | きじはじめてなく | 1月15日 | 雄の雉が鳴き始める | |
大寒 | 款冬華 | ふきのはなさく | 1月20日 | ふきのとうがつぼみを出す |
水沢腹堅 | さわみずこおりつめる | 1月25日 | 沢に氷が厚く張りつめる | |
鶏始乳 | にわとりはじめてとやにつく | 1月30日 | 鶏が卵を産み始める |
2023年度の七十二侯一覧
2022年度の七十二候一覧
2022年度の二十四節気一覧
2021年度の七十二候一覧
2021年度の二十四節気一覧
温暖化で季節とずれる七十二候
Sponsored Link