暖冬の雨水、小雨模様の朝寒さなし【二十四節気・七十二候】

七十二候

二十四節気・雨水(うすい)、七十二候・土脉潤起(つちの しょう うるおい おこる)

 立春に続く二十四節気は「雨水」。空から降ってくる雪が雨に変わり、深い積雪も融けて水が流れ出す頃を表す。草木が雨にうたれて芽ぐみ始める。

Sponsored Link

 2024年は2月19日。エルニーニョ現象で今冬は暖冬となり北陸でも年末と新年に一時的に20センチを越える雪となったことはあったが、2,3日で消え雪は山にもあまり残っていない。特に2月になっては晴れて気温が20度を超える日もあり、このまま2月の雪をみないまま3月がやってくるかもしれない。

 19日は日本海を低気圧が通り北陸地方は朝から小雨模様。気温は高く20度前後まであがりそうだ。

 七十二候は第四候。 土脉潤起(つちの しょう うるおい おこる)は春の雨で雪に覆われた土を湿らせ、土の中で眠っていた動物たちが起き出す頃とされている。地面にはモグラの通った跡もみられる。


【歳時記】春の季語

松風に驚く松も雨水かな  池田澄子

値昆布をひと夜ねかせる雨水かな  角田登美子

旅に出て少しはなやぎ雨水の日  山崎房子


前の二十四節気は立春(りっしゅん)・2月4日

次の二十四節気は啓蟄・3月5日

二十四節気一覧


前の七十二候は魚上氷(うおこおりをいずる)・2月14日

次の七十二候は霞始靆(かすみ はじめて たなびく)・2月23日

七十二候一覧

Sponsored Link
タイトルとURLをコピーしました