桃が咲く頃、雪がちらつき肌寒い【七十二候】

七十二候

七十二候・桃始笑(もも はじめて さく)

 七十二候の第八候は「桃始笑(ももはじめてさく)」。桃の花が咲き始める春の始めの浮き立つような気分を表す。2024年は3月10日。桃は中国の古典では実も花も愛されている。北陸では実のなる桃はあまり栽培されていないが、ピンク色の咲く花桃はいろんなところで植えられている。福井県では大野市のJR越美北線勝原駅が「花桃の駅」として有名だ。

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 桃は古くから邪気を払うとされ庭の鬼門に植えられることも多い。

 今年は2月まで暖かい日が続いていたが、中旬以降は戻り寒波で寒くなった。3月になっても時々雪がちらついている。3月10日は北陸地方も朝から青空が広がったものの福井市の最低気温は0.3度、午後も8度ほどしか上がらず冷え込んだ。


前の七十二候は蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)・3月5日

次の二十四節気は菜虫化蝶(なむしちょうとなる)・3月15日

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