二十四節気・清明 七十二候・玄鳥至(つばめ きたる)
二十四節気の「清明」は万物が清浄明潔で明るくなることを表す。晴れた明るい空のイメージがある。2024年は4月4日。前年と同じ日だ。
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清明は北陸地方では桜の見頃になることが多い。ことしは3月の寒さで桜の開花が遅れていたが、4月になって開花のニュースが各地で聞こえてきた。3日あいにくの雨となったが二分咲き、三分咲きの花が目立ってきた。昨年2023年は4月3日前後が満開のところが多かった。
4月4日は前日の雨が上がり、うっすらと雲が広がり、桜の枝越しに暈(ハロ)も見えた。
中国や琉球では清明節に先祖の墓参りをしたり、野原に遊ぶ風習ももあるらしい。
七十二候では第十三候「玄鳥至」。南からの渡り鳥ツバメが姿を見せる頃。ことしは3月後半の寒さで遅れていたが、4月になって数羽で飛び交うツバメを見かけている。
秋の白露の期間の四十五候「玄鳥去」と対になっている。
【歳時記】春の季語
上海を出て清明の野に遊ぶ 三宅清三郎
挿し木して清明の日の風呂焚けり 皆川白蛇
清明やざわつく立ち飲み珈琲店 能城檀
鳥ゐるや清明節のつちくれに 吉岡禅寺洞
次の二十四節気は「穀雨」・4月20日
次の七十二候は「鴻雁北」・4月10日
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