二十四節気・小満 七十二候・蚕起食桑
二十四節気の「小満」。「万物が次第に長じて天気に満ち始める」という意味。直接的に季節の出来事や自然をさす言葉ではない。春から夏に向かい。生命が満ちてくることを現す。初夏にふさわしい言葉だ。
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2024年は5月20日。麦が収穫近くなり、田植えが盛んになってきたころだ。5月半ばは晴れの日が多かったが、19日夜から雨模様となり少し気温も低下。20日は午前中に天候が回復し気温も上がってきた。
七十二候は第二十二候。「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」。日本の各地で絹をつくっていたころは重要な季節の言葉だった。いまカイコはなかなかお目にかかれない、毛虫や青虫が増えている。
【歳時記】夏の季語
小満やどの田も水を湛へおり 小島雷法子
山葵田に小満の水余りけり 鈴木しげを
小満や一雨ごとに森ふとる 山下静湖
生き急ぐなよ小満の花時計 森茉明
次の二十四節気は芒種・6月5日
次の七十二候は「紅花栄」・5月26日
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