梅が黄ばむ頃、一時雨も梅雨はまだ先

七十二候

七十二候・梅子黄(うめの み きばむ)

 梅の実が黄ばむ頃雨が多くなり「梅雨」という言葉が生まれた。

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 七十二候の第二十七候、「梅子黄(うめのみきばむ)」は、芒種の末候にあたる。初夏の日差しを受け、青々と実った梅の実が黄色く色づき始める頃をいう。2024年の「梅子黄」は、6月16日から6月20日頃。

 芒種は、麦や稲などの穀物の種をまく時期、「梅子黄」はその芒種が終わりの頃を現し、いよいよ初夏の訪れを告げる節目となる。

 梅の実が黄色く色づく頃には、本来なら梅雨も本格化する。じめじめとした湿気の中で、梅の実が熟していく様子は、まさに梅雨の風物詩でもある。しかしことしは入梅を過ぎても全国的に梅雨入りは遅く16日になっても沖縄、奄美、九州南部、四国しか梅雨になっていない。16日も北陸は雨模様だが、17日からは再び晴れ予報で梅雨入り宣言はまだ先のようだ。


前の七十二候は「腐草為蛍くされたるくさほたるとなる)・6月10日

次の七十二候は「乃東枯(なつかれくさかるる)・6月21日

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