熱帯夜、入道雲本格的に発達、蒸し暑く【七十二候・土潤溽暑】

七十二候

七十二候・土潤溽暑(つちうるおうて むしあつし)

 大暑に続く七十二候の第三十五候は土潤溽暑(つちうるおうて むしあつし)。この時期は地面が熱され、一年で最も暑いころだ。陽炎が立ち土いきれでいっそう暑さを感じる。「溽」はむしあついを意味する漢字だ。辱はもともと草を刈り重ねる意味で氵を付けて蒸し暑さを現すという。雑草も勢いよく伸びていて、草むしりに汗が滴る。

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 2024年は7月27日が「土潤溽暑」。ことしは梅雨明けが遅く梅雨前線がまだ東北に横たわっている。北陸も新潟県に梅雨前線が近いため梅雨明けが宣言されていないが、新潟県を除いた富山、石川、福井の3県は連日青空が広がり気温も35度の猛暑日で、最低気温も25度を下回らない熱帯夜もある。7月後半からはは大きな入道雲も見えることが多く、発達し積乱雲となり激しい雷雨もある。27日も福井県内は35度を超えた。


前の七十二候は桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 7月22日

次の七十二候は大雨時行(たいう ときどきにふる) 8月2日

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