七十二候・大雨時行(たいう ときどきに ふる)
8月最初の七十二候は「大雨時行」。七十二候の第三十六候でちょうど半分となった。次は二十四節気の立秋で、夏の七十二候の最後を飾る。2024年夏最後の七十二候は8月2日から。この日を前にした8月1日ようやく北陸地方の梅雨明けが宣言された。8月2日も快晴、飛行機雲が変形した巻雲が広がり、朝から気温が上がっている。
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「大雨時行(たいうときどきにふる)」。この場合の大雨は夕立のような急な激しい雨を指す。もともとは夕立を意味していたことば。最近は急に発達した積乱雲で降るゲリラが現れることもある。大暑の真夏、気温が上がり地面が暖められ上昇気流が発声して夏雲が発達する。
ことしは全国的に梅雨入り、梅雨明けが遅かった。北陸地方は平年より2週間以上遅い6月22日に梅雨入り。平年より1週間以上遅い8月1日に梅雨明けとなった。北陸地方は福井、石川、富山の3県は7月後半には青空が多く梅雨明けの雰囲気だったが、東北に近い新潟には梅雨前線がかかっていたため梅雨明け宣言が遅れた。
梅雨明けの雰囲気だった富山以西も時々積乱雲が発達して「大雨時行」の言葉に合わせたような激しい雨が降った。
前の七十二候は土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) 7月27日
次の七十二候は涼風至(すずかぜいたる) 8月7日=立秋
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