七十二候・寒蝉鳴(ひぐらしなく)
立秋を過ぎて暦は二十四節気も七十二候も秋にゆっくり向かっていく。北陸地方は8月初旬の大雨が過ぎ去った後、厳しい残暑が続いている。七十二候の第三十八候は寒蝉鳴。寒蝉と書いてひぐらしと読む。ヒグラシは蜩と書くことが多い、夕方に鳴く蝉。カナカナと晩夏に鳴き出すイメージだ。
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2024年は8月12日が「寒蝉鳴」。大平洋側では12日に台風5号が岩手県に上陸し東北を横断するコースを進んでいる。
日本海側の北陸地方は台風の影響はなく朝から青空が広がり猛暑が続いている。
家の周囲では8月になってセミの声がにぎやかだ。
【歳時記】秋の季語
日ぐらしや急に明るき湖の方 一茶
たちまちに蝉の声揃ふなり 中村汀女
ひぐらしをきく水底にゐるごとく 木内怜子
次の七十二候は蒙霧升降(ふかき きり まとう) 8月17日
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