天地始粛、台風近づき暑さまだ続く【七十二候】

七十二候

七十二候・天地始粛(てんち はじめて さむし)

 七十二候の第四十一候は「天地始粛」。「粛」は物事が衰えることを示す言葉で真夏の暑さが弱まることを表す。残暑のこの時期に秋雨前線が現れたり、大陸の冷たい空気をもたらす高気圧が現れ、涼しくなるころを意味している。

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 2024年は8月28日。異常な暑さのことしは処暑を過ぎてもまだ暑さが弱まる気配は見えない。27日まで連日35度を超え朝は25度を下回らない。「天地始粛」の期間が始まった29日も朝こそ北陸各地の最低気温が23,24度台で熱帯夜にならなかったものの昼前からは気温が急上昇、福井市では34度を超えた。

 そんな猛暑の中、台風10号が迷走しながら日本に近づいてきている。28日から29日にかけて九州に上陸、北陸へは30日、31日ごろに最接近しそうだ。北陸ではまだ台風の直接の影響は出ていないが、風が少し強まり青空に雲が流れている。


前の七十二候は綿柎開(わたの はにしべ ひらく)・8月22日

次の七十二候は禾乃登(こくもの すなわち みのる)・9月2日

2024年の七十二候一覧

8月28日朝の空、青空に巻積雲
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