二百十日過ぎ、のろのろ台風消え稲収穫間近【七十二候・禾乃登】

七十二候

七十二候・禾乃登(こくもの すなわち みのる)

 七十二候の第四十二候は「禾乃登(こくものすなわちみのる)。稲穂に米粒が実り刈り入れのころが近づいたことを表す。

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 2024年は9月2日。北陸では花越前など早稲品種の稲刈りはもう既に終わっているが、コシヒカリなどのこれから収穫される多くの品種は黄金色に実り始めてきた。

 8月31日は雑節の「二百十日」。昔の暦の新年が始める立春から数えて210日目で古来から台風がやってくる日とされていた。今年は二百十日を前に台風10号が発生、太平洋を西に進んだ後奄美大島付近でUターン。ゆっくりした速度で九州から四国に進み東海地方などに大雨被害をもたらした。四国から再び太平洋に出て9月1日に勢力が衰えて消えた。

 北陸ではほとんど被害はなく一時的に雨が降っただけだった。稲の倒伏もなく収穫が近づいている。



前の七十二候は天地始粛(てんちはじめてさむし)」・8月26日

次の七十二候は「草露白(くさのつゆしろし)」・9月7日

七十二候一覧

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