残暑さらに厳しく入道雲大きく広がる【七十二候・鶺鴒鳴】

七十二候

七十二候・鶺鴒鳴(せきれいなく)

七十二候の第四十四候は鶺鴒鳴(せきれいなく)。2024年は9月13日ごろから。前年より一日遅い。セキレイはスズメ目セキレイ属の小鳥で日本では民家近くの林や屋根裏、土手などに広く生息する。長い尾が特徴。尾を振って地面をたたくように走る。

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 「チチチ」と高い鳴き声に特徴がある。この鳴き声が秋を迎えてよく響きわたるため、七十二候の初秋の言葉に選ばれている。

 2024年は9月になっても猛暑が一向に衰えず最高気温が35度前後となっている。9月11日は福井市の最高気温は36度を超え入道雲が積乱雲に発達していた。気温は高いが赤とんぼが空を舞い、少しは秋の雰囲気も出てきた。

 9月13日も残暑は全く収まる様子はなく、北陸も金沢市の最低気温が26・5度となるなど各地で熱帯夜、最高気温も福井市で昼前に33度を超えるなど猛暑日を記録しそうだ。朝は雲が少なかったが昼が近づくにつれ積雲が広がってきた。


【歳時記】鶺鴒は秋の季語

鶺鴒のとゞまり難く走りけり  高浜虚子

鶺鴒のひるがへり入る松青し  水原秋桜子

せきれいの翔りしあとの透明感   柴崎千鶴子


前の七十二候は草露白(くさつゆしろし)・9月8日

次の七十二候は玄鳥去(つばめさる)・9月17日

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