七十二候・玄鳥去(つばめさる)
七十二候の第四十五候は「玄鳥去」。春先に日本にやってきて子育てをしたツバメは秋に南の暖かい地に向かう。越冬先は東南アジアやオーストラリアまで飛んでいくという。ツバメにとっては日本が故郷となる。
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家の軒下に巣を作って害虫を食べてくれるツバメは人々に親しまれてきた。巣立ちをしたツバメはこの時期は田んぼや葦の生えている川沿いなどで見かける。春先は巣作りの場所を探して住宅地を飛び回っている。
2024年の「玄鳥去」は9月18日ごろから。ことしは9月中頃まで最高気温が35度を超える猛暑日が各地で続いている。北陸も9月17日になっても福井市では最高気温が34度を上回り、最低気温は25・6度と熱帯夜となった。秋分の日の23日ごろからは気温の下がってくるとの予報は出ているが、実際はどうなるか。空も入道雲が発達する夏空が続いているが、残暑の巻積雲のうろこ雲が秋がようやく近づいていることを知らせていた。七十二候の物語るようなツバメはかなり前から見かけてはいない。ツバメはいないがシラサギやアオサギは元気に稲刈りの進む田んぼを飛び回っている。
次の七十二候は雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)9月22日
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