二十四節気・秋分 七十二候・雷乃収声
1年に2回ある昼と夜の時間はほぼいっしょになる日。秋分を境に北半球では昼が短くなり夜が長くなっていく。二十四節気では十六番目の節気。秋分の日を過ぎるといよいよ秋が本格化するのがこれまでだが、猛暑のことしはようやく残暑が和らいできた。
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秋分の日と春分の日は太陽が真東から上がり、真西に沈む。真西に太陽が沈んでいくことから仏教では浄土に向かう彼岸として先祖をしのんできた。秋分を挟んで7日間が秋彼岸、秋分の日が彼岸の中日の「秋分の日」に墓参りをする習慣もある。国民の祝日でもある。春分をはさんで7日間が春彼岸だ。
2024年の秋分は9月22日。日曜日と重なって23日月曜が休みで三連休の中日となった。中国大陸へ進んでいた台風14号が急カーブして日本海へ向かい温帯低気圧となった。この低気圧の前線が北陸に大雨をもたらし、気温は少し下がってきた。北陸三県も福井市の28・1度が最も高く各地で30度を割った。
七十二候では雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)。夏の入道雲が現れることも少なくなり雷を伴う夕立もすくなくなるころ。爽やかな空の様子を表現している。七十二候では四十六候だ。
英語で「秋分」は Autumn Equinox
「秋分の日」はthe Autumn Equinox Day
【俳句歳時記】秋の季語
秋分の灯すと暗くなっていし 池田澄子
嶺聳ちて秋分の闇に入る 飯田龍太
次の二十四節気は寒露・10月8日
次の七十二候は蟄虫培戸・9月28日
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