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二十四節気・大雪(たいせつ) 七十二候・閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
二十四節気の冬は「立冬」から「大寒」まで。実際の季節は11月初旬から1月中旬まで。二十四節気は実際の気候よりは少し先に進んでいる。
二十四節気の中で「大雪(たいせつ)」がやってくると冬になったことを実感することが多い。二〇二四年は12月7日。寒さが次第に強まり、山々が白くなり平地でも雪がちらちらと舞い始めるころを「大雪」と呼んで冬本番の到来を予告してきた。
七十二候は「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」。初冬の季節の変化をより実感させる。
2024年は12月になって冬型の気圧配置が強まり北陸など日本海は暗い冬空となっている。平地で雪はまだ降らないものの雷がなって霰がふったり時雨模様の天気となっている。雨の間に時々青空も見え虹が見える日もある。
今冬はラニーニャ現象で寒さが厳しいとの予報で1か月予報でも日本海側は例年より雪が多いという。7
七十二候は第六十一候。「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる」。生き物も動きをひそめて冬にそなえるという意味。「塞」には砦という意味があり冬将軍から人々を守るイメージもありそうだ。
【歳時記】冬の季語だ
大雪の夜は千代紙のだまし舟 奥村美那子
大雪や暦に記す覚え書き 椎橋清翆
大雪や夜明けの汽笛ひびきくる 伊藤君江
次の二十四節気は冬至・12月21日
次の七十二候は熊蟄穴(くまあなにこもる)・12月12日
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