二十四節気・大寒、七十二候・款冬華(ふきのはなさく)
「大寒」は1年で一番寒さが厳しい頃。かつての暦では旧暦の新年、春を前にした最も冷え込んだ時期。1年の終わり二、十四節気で最後の節だ。大寒の15日間が終わると立春。暦の春がやってくる。この時期に体を鍛え、1年を生き抜く体力を養っていくという寒稽古の季節でもある。2025年は1月20日。昨年と同じ日だ。
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七十二候は春を先取りする「款冬華(ふきのはなさく)」。フキの花、蕗の薹が雪の下から現れてくるころだ。冬の花も咲き出す。
2024年12月からの冬は、東北や新潟県以北は大雪になっているが、北陸三県は平野部でほぼ雪なしのところもある。事前予想に反してここまでは完全な暖冬だ。大寒を前に1月18日、19日は青空が広がり19日は各地で最高気温が10度を越えた。
大寒の1月20日は暖気が入り込み最高気温が15度近くなるという予報も出ている。
【歳時記】冬の季語
端ひかり大寒の雲動くかな 加藤楸邨
大寒の硝子が痛きまで澄みて 柴田白葉女
大寒の残る夕日を市の中 石橋秀野
大寒の星くづ韻き合ふ夜なり 野口はやを
次の二十四節気は立春・2月3日
次の七十二候は水沢腹堅(さわみず こおりつめる)1月25日
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